ウィーン・フィルハーモニーウィーク イン ジャパン 2008
指揮者のムーティは言うまでも無く世界的な指揮者で、現状ウィーン・フィルを最も美しく鳴らす指揮者と評される。
イタリアの伊達男そのものの外見に長髪をなびかせて颯爽と指揮するので、パフォーマンス優先のド派手な演奏をしそうだけど実際は正反対。作為的なことは一切やらない、いぶし銀の正統派。そのままプログラムにも現れている。
大体ハイドンの67番なんて、ハイドンマニアじゃなきゃ聴いた事もないだろうし、ブルだってわざわざ2番を選ばない。
18日のニーノ・ロータという誰それ?プロにも惹かれたが、とにかく高額チケットなのでここは安全牌と思われる今回のプログラムに。
当日は皇太子陛下も御鑑賞でした。
ハイドン。チェロが2プルト、コンバスが1プル半というほとんど室内オケの小編成。
2楽章にヴァイオリンのデュオ、4楽章にチェロを加えたトリオが入ってて変わっている。
途中、G.Pが入ったり、リズムはハイドンだが、当時としてはかなり斬新な構成なんじゃないか。
ムーティはテンポを決め、全体のバランスを取り、あとは出だしと終わりを決めるぐらいでオケにお任せって感じの指揮。
練習では如何様にしてるのか分かりませんが、よくこれでここまで合うなというぐらい各セクションが緊密にアンサンブルする。
ブルックナー。一転、巨大編成になりこちらは響きを楽しむことになります。tuttiのffでは何とも形容できない凄い響き。
目の前でブワっと広がって体全体が包まれるような感覚。
ppはソロ張りの繊細さ。
ホルンとティンパニーの出たり引っ込んでオケに溶けたりの細かいコントロール、クラリネットとフルートの表現の幅が実に見事。
選曲はこのオケのパフォーマンスを思う存分味わえるものであって、幸せなひと時を過ごした。
ベルリン・フィル、コンセルトヘボウ、バイエルン、今回のウィーン・フィル。
ここ数年で名門を聴き比べ。
どれも聴いたというか見た時に感じることは、演奏している方が余裕綽綽で実に表情豊か。楽しそう。
弦で言えば同じパートで顔を見合わせたり、他のセクションとあっちこっちでアイコンタクトが飛び交ったりなんてことが頻繁に起こってる。
この辺り、日本のオケではまず見られない光景だ。
各奏者が好き勝手に弾いてるように錯覚するが、前から後ろまで、弓の速度、弓の何処を使って弾くかまで統一されているのがわかる。
低音が豊かで土台がしっかり。低弦が響きをつくることを身を以って理解。
ウィーン・フィルの弦は響きの質が違うね。どこも分厚いことには変わらないが、他の3つはぎゅうぎゅうに詰まった波動が直撃してくる感じ。
ホールや席位置によって違うかもしれないが、いずれも凄くて滅茶苦茶に巧いことには変わりがない。
外国名門オケは12月にロンドン響に行くので、こちらも期待だ。
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コメント
ブログ開設おめでとうございます☆
ひねくれ猫なのであえてこちらの記事にコメントを(笑)
チェリストさんなんですね!すごーい!楽団に所属されているんですよね?
ということは四季生オケの音、結構気になったりするのでは?
私はラッパをちょっとだけかじったことがあるので気にしてなくてもつい気になってしまうことがあります。(ラッパ限定)
CFY(秋)とかは…酷かった思い出が。。
また伺わせていただきます♪
投稿: fudoh | 2008年9月19日 (金) 00時03分
fudohさま、
早速訪問いただいてありがとうございますm(_ _)m
へたれチェロ弾きとして一応アマチュア楽団に属していますが、誰でも入れますんで(笑)
四季のミューオケはWSSのときに相当醜いことが多々ありましたが、最近の昭和三部作ではまあまあ無難でした。
CFYですか、、、観たいなぁ、花ちゃんのポリー。
これからもよろしくお願いします。
投稿: もんど | 2008年9月19日 (金) 02時32分